【管理者向け】チームビルディング床定期その道具を使用する理由とは?

清掃情報

清掃業でマネジメント業務の私にこんな依頼がありました。

新しく立ち上げる、清掃チーム(チームAとします)に定期清掃方法を教えてきてくださいというものでした。

よく考えるとチームAをどのような未来に導けばゴールなのか不明瞭です。

それより問題と感じたことは、私たちが当たり前だと思っている床定期の道具や方法が言語化されていないことです。

自分達こそゴール設定や理念に基づいた判断で、道具や方法が選択されていないのでは?と感じました。

チームAのゴール設定…..つまりどのようなゴールに導けばよいか不明ですので、定期清掃を教えろと言われても教えようがありません。

  • 方法?
  • 道具?

そもそも、作業方法や道具選びはゴール設定や理念で選択することです。

なぜ私たちは、この道具を使用するのか?

使用している道具を言語化していきたいと思います。

チーム理念は誰でもが達成できる仕組みの作業方法を選択することです。

床洗浄に使用する洗剤はクリーナーアンドコンディショナーとダイヤクリーン、ハイブリッドクリーナーを使用しています。

この3種類を分けて使用している理由は、作業効率を軽減する目的あります。

というのも、当初はアルカリ洗剤の(「ハイダイヤ」)のみでした。

アルカリ洗剤を使用すると、拭きあげや洗いあがりが悪く作業効率の面で重労働になっていました。

ただでさえ、過密なタイムスケジュールの現場が多いため、アルカリ洗剤では手間が多く、ベテランでないと作業を達成できないと感じたので、洗い上がりの良い洗剤をに変えました。

洗剤選び洗い上がりのよい洗剤を使用し、作業を簡単にし、仕事が誰でも達成できる仕組みを作りたいというのが目的です。

ダイヤクリーンを使用する理由とは?

床の洗浄に中性洗剤を使用する利用は、

  • 拭きあげが1回で良い
  • 洗い上がりがよい(モップの滑りがよい)
  • 建材を痛めない

以上の理由で中性洗剤を使用しています。

床用中性洗剤ではダイヤクリーンを使用しています。

なぜダイヤクリーンかといういと、会社から試供されているから、それだけです。

中性洗剤を使用する現場は定期的に清掃がされている現場で、尚且つ汚れが少ない現場です。

アルカリ洗剤をからダイヤクリーンに変換することで作業が容易になり仕事達成率が向上します。

クリーナーアンドコンディショナーを使用するワケ

ダイヤクリーンは洗い上がりがよいものの、洗浄力がものたりません。

そこで洗い上がりがよく洗浄力がある洗剤ということでクリーナーアンドコンディショナーを使用しています。

私たちがメインで使用している洗剤になります。

そのメリットは。

  1. ワックスを溶かさない
  2. 洗い上がりがよい
  3. 使用方法が簡単だ
  4. つけ置き時間で研磨の深さを調節でき

中程度の汚れにも対応できることが、ダイヤクリーンとの大きな違いです。

とはいえ、ワックスを研磨できる能力は通常のアルカリ洗剤以下です。

ワックスに抱きこんだ汚れを落とそうと思うと、ハイブリッドクリーナーの選択になります。

ハイブリッドクリーナーを使用するわけ?

ハイブリットクリーナーはワックスに抱きこんだ汚れを落とす時に使用します。

特別清掃で、剥離までせずに綺麗にしてほしいという依頼の時に、便利な洗剤です。

以上の3種類を所持していれば、どんな状況にも対応できると考えて選択しています。

なぜそのモップを使用するのか?

2020年の感染症騒ぎをきっかけに、拭きあげに使用するモップを大きく変更しました。

清掃のニーズが変化した転換期です。

言語化いたします。

なぜ拭きあげモップはフラットモップを使用するのか?

2020年の感染症騒ぎで、清掃が美観より消毒や衛生にフォーカスされるようになりました。

そこで房糸モップからフラットモップに変換しました。

房糸モップは消毒と乾燥に大変労力とスペースが必要になります。

とはいえ、消毒せずに他現場で使用したモップを使い回しは、不衛生です、

このことより衛生面にフォーカスして、毎回洗って乾燥できるフラットモップに変えました。

フラットモップは、使用方法も簡単ですので、誰でもができる仕組みに理念通りの選択になります。

繰り返しになりますが、なにをゴールとするかで道具の選択は変わってきます。

フラットモップの種類は、リンレイプロフィットハイジェニックモップを使用しています。

なぜワックスモップはそのモップを使用するのか?

私たちが使用しているワックスモップの特徴はワックス専用のフラットモップではないことです。

以前はフラットのワックス専用モップを使用していましたが、

ワックスモップは研磨にかける時間に対して塗布量が多い、さらに乾燥に時間がかかり、梅雨や低温時期に作業難易度が高くなることが問題でした。

運営理念は誰でもが仕事を達成できる仕組みです。

そこで、塗布量が少なく済む、乾燥が早い、モップということで、洗浄後の拭きあげ作業に使用しているモップをワックスモップとして使用しています

このワックスモップを使用することで、作業難易度が下がるのあれば、理念に基づいた判断だといえます。

なぜその機械を使用するのか?

清掃に使用する機械は高額な品物です。

わざわざ高額な品物を購入することにはわけがあります。

そして、バッテリー式の資機材をメインで使用しています。

バッテリー式はコードつきの機械よりバッテリーなどのランニングコストがかかります。

わざわざコストがかかる商品を選択している理由があります。

お伝えします。

バッテリー式の資機材

ウェットバキュームとポリッシャーは全てバッテリー式タイプを使用しています。

誰でもが仕事を達成できる仕組み作りに必須の道具になります。

例えば、コード式ですと現場ごとにコンセントの位置やまたは「ここから電源を取るとブレーカーが落ちる」など…….ベテランでないと知り得ない情報が必要になります。

また、コードにより転倒事故や機械操作の難易度も上がります。

運営理念は誰でもが仕事を達成できることです。

そこでバッテリー式です。

理想は図面とマニュアルがあれば仕事が達成できるほどの仕組化です。

コンセントの位置まで考慮していたらその構想は実現できません。

だったらコードなんてない方が良いよね?

理念次第で正解、不正解は変わる

理念が誰でもが仕事を達成できることに設定しています、それが徹底的にきれいにするだったら、コード付きのポリッシャーの方がパワーがあるのでそちらを選択すると思います。

または、ローコストで仕事をするならば、やはり資機材費はかけない、ランニングコストが安い道具の選択でコードつきの道具になります。

だから、理念がなければ、何を使うか判断できないってことです。

そして何が正解で何が不正解なのかも、さっぱり判断できないってことです。

いつも彷徨っているチームみたいになってしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか、言語化してみると、理念通りの選択ができているのではないかなと思いました。

資機材の購入は理念あっての決断、それ以外の購入は浪費。

そして作業手段もそうですが、正解不正解は理念があって判断できることです。

理念がなくての判断はただの感想ですよね。

感想に振り回されないためにも、判断軸つまり理念に忠実であることは重要です。

コメント