きつい肉体労働の特徴、企業が売上アップを宣言したらヤバい理由とは?

肉体労働の女性 ブルーカラー人生設計

「売上」か「純利益」か?企業がどちらをもとめるのかで従業員の働きやすさが変わります。

「売上」か「純利益」か?それが、

天国か地獄かの分かれ目であるって話をします。

私は、「とある清掃会社に15年勤めている中堅社員です」。

物価高騰や最低賃金があがったりしていますよね?

でも給料あがらないと思っているのは私だけではないはずです。

初任給ばかり上がって、中堅社員はマジでやってらんねーなと思うような感じですよね?

きつい肉体労働現場の特徴、中堅社員は給料が上がらない

落ち込む姿の人形

先日37度の猛暑の中ガラス清掃したりして思ったのですよね。

年々労働環境は過酷になっている。

地球温暖化や物価高騰と自分を取り巻く環境が変わってきている中、中堅社員への待遇は一向に変わらないこれってどうなのって感じです。

企業も大変なんだときこえてきそうですが・・・

そんな中、現状打破で企業が「売り上げをあげる」と言い出したら絶望です、

売上を上げるということを企業がいいだしたら、要注意という話をさせてください。

売上と純利益とは?

その前に「売上」と「純利益」とは?ですが、

簡単に言うと、売上は企業が稼いだ総額であり、純利益はその総額からすべての費用を差し引いた後の最終的な利益です。

売上が多くても純利益がマイナスは十分ありえます。

物価高騰、最低賃金の上昇などのがその要因になります。

だから

売上が多くても純利益がなければ儲かっているとはいえません。

売上とは集客、集客とは汗をながす人間がいる

さて、

物価が高騰している時代、サイゼリアが商品単価据え置きを表明しました。

あなたは、それをどう思いますか?

男気がある、庶民の味方、さすがサイゼリアでしょうか?

たしかに消費者からみればそうかもしれませんが、

では、

あなたがサイゼリアの厨房スタッフだとします。

1時間あたりに20食作っていたのを、30食にしてくれ。

または、光熱費削減で厨房内のエアコン設定を一度上げますだったり、

そういわれたら、嬉しいですか?

売り上げを上げるということは、簡単にいえば、今以上に集客するということです。

売上=過酷

材料費が上がっている、または人件費があがっているなか、商品単価をあげずに「売上」を追い求めるっていうのは、

「汗を流す人間がさらに過酷になるということです。」

嬉しいのは消費者だけでは、従業員はやってらんないですよね?

作業負担ばかり増えて、給料が上がるほどの売上には繋がらない。

言ってみれば企業存続のためにするのが売り上げアップです

そう考えると、マクドナルドですが、

最近高いなとか思ったりしません。昔は安かったのに・・・とか

でもこれが普通なんですよね、単価あげないと従業員の給料だってあげれないじゃないですか?

だから、商品単価をあげているってことはまともというか、従業員のことを思っての配慮ともいえますよね?

純利益が上がると?

悩む人形の姿

話をサイゼリアから清掃業に戻します。

私は現場での肉体労働者です。

売り上げを上げるつまり、仕事を詰め込むということになります。

つまり

稼働率が上がるわけです、大変になる可能性があるということです。

言い方は悪いですが、運営がわが、従業員に仕事を押し付ける可能性があるということです。

例えば清掃業では、残業が増えたり、休みがとれなくなったりという可能性もあるわけです。

稼働率が上がって辛いのは、汗をかく現場の人間ですよね。

売上は企業にしかリターンなし

給料があがらないのに、労働環境は過酷になるって全然win-winではありませんよね?

売り上アップは、「企業が持続する」手段でしかありません。

企業も純利益を上げる重要性なんて、私なんかよりよっぽど理解していると思います。

ですが、

おそらく売上を上げる、つまり新規顧客獲得。

この方向に走ってしまった理由は、

純利益を上げる方法がうまくいかなかった故の迷走ではないかと思います。

普通に考えれば、新しい仕事をとってくるという発想の前に

お得意さんへの価格交渉になると思いますが。

根本原因は運営にある

純利益を求めるとは、

お客さんに価格交渉をする。

この一択ですよね?

でもこれがうまくいかないから、新たな顧客という方向に走ったわけです。

迷走です。

でもさ、これって運営の責任逃れだと思うのですよ、その理由はですね、

そういう賃上げしてもらえない顧客と付き合ってきた、または営業の賃上げの交渉能力がない。

その挙げ句の迷走。それは運営側の責任だとおもうのですが、

で、その結果の迷走、新規顧客獲得、聞こえが良いが、つまり現場負担が増える。

汗を流すのは現場の人間です。

なんかおかしくないですか?

純利益を求めることは従業員にリターンがある

その反対で

運営側が純利益を求めるという方針だったら、働きやすさはちがってくるのですよ。

純利益を求めることは、従業員ファーストの決断だと思います。

価格交渉を徹底する、または、今の仕事より割の良い仕事を持ってきて、割の合わない仕事を辞める。お客を選ぶ。

「純利益」を上げる方針とは、今の稼働率のまま、従業員にリターンがある方針です。

リターンとは?

たとえば、物価高騰に合わせて給料を上げる、年々外作業がきつくなってきているから、空調服を支給するとか、

従業員にリターンがあるのが「純利益」を求める方針です

コントロールできないもどかしさ

「売上」か「純利益」か?

はっきりいって、企業が「売上」「純利益」どちらをもとめるかは、現場の人間にコントロールできることではありません。

これは、運営する人が変わると現場の作業負担がかわるということです。

だから恐ろしいなと思うわけです。

そこで、

これからの時代は本業に依存していてはだめだということ。

まとめ

本業に依存しないという軸で生活すると、日々の考え方や行動の軸が変わってきます。

あなたの未来に、

会社が悪いのではなく、それ以外の選択肢を持たない自分が悪いってことにならないためにも。

そう後々後悔しないためにも本業がつまづいてもOKという道を作っておくことをお勧めします。

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