私の清掃業でのキャリアは15年になりました、あっという間に過ぎた時間でしたが、たくさんの人たちと関わってきました。
清掃業は求人の敷居が低く、さまざまな経歴を持つ方が入社してきます。
未経験歓迎などね!
しかしながら、清掃業では、入社後すぐ離職する方が多いというのが現実ですよ。
定着しているかたは、それなりに長く働いている方です。
いくら敷居が低いからといいましても、敷居が低い清掃業とて「向いている人」と「向いていない人」がいます、入社したもののと想像とは全く違ったと、後悔する前に、「向いていない人」と「向いている人」の特徴をお伝えします。
求職中のあなたに今一度考えるきっかけになればと思います。
マッチしない職場お互い時間の浪費です。
清掃業向いていない人の特徴
清掃業は敷居が低い仕事のため、さまざまの方が入社しやすい仕事です。
おそらく、清掃業に関わらずにどの業界も現在は人手不足に悩んでいることだと思います。
そんな状況ですから、人手が喉から手が出るほどほしいのは当然です。
それは清掃業者全般で感じていることではないでしょうか?
とりあえず就職したいと……..「とりあえず清掃業」は、結果的に「あなた」と「事業者」でお互いの時間を消費してしまうことになる可能性があります。
年齢が高齢であるほど、慎重に決断して。
すぐに就職してから「すぐ辞める」より、自分の適正にあった仕事を選んで「長く勤める」ことの方が賢い選択だと感じます。
ここでは、清掃業に就業しようか悩んでいるあなたへ、一つの判断基準になれば幸いだと、「向いている人」「向いていない人」の特徴をお伝えします。
このような方は、清掃業に「向いていません」
まずは結論ですが、以下の項目に当てはまるかたは、清掃業に向いていません。
「向いている」「向いていない」というだけの話ですので働けないとは言っていません。
あくまでも、仕事がストレスになる可能性があるということです。
実際に上記のことに悩み離職していくのが、清掃業の特徴です。
特に体力的につらいと、離職していく人が多い傾向にあります。
健康である程度の体力が必要。
しかしながら清掃業には、さまざまな種類があり、どの種類を選ぶかにより、自分の向いていない要素をコントロールすることが可能です。
汚いのが嫌
トイレ清掃で、ゴム手袋をしていても、便器に手を入れることに抵抗はありますか?
トイレ清掃は、清掃業で一般的な業務内容です。
トイレ清掃のように、日常的に行う清掃業務に抵抗があれば、ストレスを常に感じながら仕事と向き合うことになります。
そして、「見た目の汚ない」、それ以外にもさまざまなニオイに遭遇することがあります。
ゴミ置き場との往来が多いのも清掃業の特徴です。
ゴミ置き場は独特のニオイがある。
外の清掃だと、虫も厄介だな。
給料が安い
清掃業の年収は一般的にみると安い傾向にあります。
- 国税庁によると、国民の平均給与が461万円
- 清掃員の平均年収は、求人情報では358万円
提示された給料に納得ができない方には清掃業はおすすめできません。
気になる昇給ですが、会社によると思います。
昨今のニュースで好景気とはいいますが、残念ながら私はその恩恵を受けることはありませんでした。
清掃業15年ほどの私の見解ですが、日々同じ仕事を繰り返す毎日です、業務内容が簡単ともいえますので、「給料が一般的より安い」これは仕方ないと思います。
今は副業が自由にできる時代ですので、給料が安いは自分次第で解決できることだと私は考えます。
体力を消耗する
清掃業は肉体労働です。
私の経験では、身体的に問題があるかたは長く働けずに離職していく傾向にあります。
精神面に、問題を抱えていた方は、休みがちになり結局離職をすることになりました。
そして、肋骨が骨折しやすいという人もいました、案の定、骨折を繰り返し、離職することになりました。
自分にあった職業かどうかを、見極めないと、企業側も自分もつらい思いをします。
人生100年時代と言われる昨今、セカンドキャリア、高齢での就業。
仕事との相性を考慮してから就職しないと自分が惨めな思いをすることになります。
私は毎日8000歩程度は仕事で歩くよ。
ルーチンワーク
よく言えば、「日々同じ仕事の繰り返し」それを望むあなたにはおすすめの仕事です。
しかし、その一方、向上心があるかたにはおすすめできない仕事が清掃業です。
「日々同じ仕事の繰り返し」は、新たな経験を得ることが少ない毎日です。
その結果、安定というコンフォートゾーン(心理的安全性)に居続けてしまいます。
このように、コンフォートゾーンが確立してしまうと、なかなかそこから抜け出せない、つまり挑戦することが「おっくう」になる傾向にあります。
ルーチンワークは最小限のストレスで仕事に向き合える反面、さまざまな経験=プラスの体験をできない日々ですよ。
とはいえ仕事をしている時間は人生の1割程度です。
その時間をどう見るかですね。
他人の目が気になる
清掃業を4Kという物差しで見る方がいるのも事実です。
自分も清掃業を4Kと認識し、常に追い目を感じるようであれば、働くことがストレスの労働になります。
清掃業では人目につかない仕事もある。
目立つ高所のガラス清掃もある。
年齢差、人種による人間関係
清掃業は敷居が低いため、さまざまな年齢層が集まる業種です。
年齢差によるデメリットは、常識が違うことです。
上司が年上すぎると理不尽な「べき論」を押し付けられることが、ないともいえません。
そう仮定をしても良いくらい、年齢差があって当たり前の職場が清掃業です。
そしてセカンドキャリアが多いことも特徴のひとつです。
さまざまな「べき論」をもつ集団が清掃業の特徴ですよ。
さらには、国籍も多様化しています。
仕事中のスマホの持ち込み
車移動時の睡眠
常識の違いがでるよね!
マッチすればメリットだらけの清掃業
清掃業に向いていない人の特徴をお伝えしてきました、ここからは一変して、清掃業に向いている人の特徴をお伝えします。
清掃業はメリットがたくさんある。
朝の数時間だけ働きたいという方や、定年退職後、家にいても暇を持て余す人、体も鈍るため働きたい人、自分でも活躍できる仕事をしたい人など。
このような方に、清掃業はもってこいの仕事といえます。
ここでは、清掃業の一般的なメリットをお伝えします。
勤務時間帯が選べる
少し家計の足しになればと清掃業を考える主婦の方も多いのではないでしょうか?
午前のみ、午後から、または早朝や深夜帯、さまざまな勤務時間帯がある仕事が清掃業の魅力の一つです。
扶養内で働きたいというかたも多いのが清掃業です。
時間帯がマッチするれば長く働ける。
仕事が健康につながる
清掃業は体が資本の仕事です、健康であることが長く働ける大前提ですよ。
私の経験ですが、入社時は肥満傾向の人がみるみる健康的に変化していく様子をみたことがあります。
私は、仕事中「平均8,000歩」近く歩いています。
加齢による筋力低下で転倒や骨折につながること。
日々5,000歩で予防できるとされています。
働きながら健康になれる仕事が清掃業の魅力です。
長く働ける
人生100年時代といわれ、長く就労する時代が昨今です。
清掃業では健康であれば、長く働くことが可能な職業です。
10代、20代、30代、40代、50代、中高年からシニア層と幅広い年代が活躍できる仕事が清掃業の魅力です。
そして、求人には未経験者OKのタグが多くあります。
さまざまな経験を得てきた、あなたにおすすめの仕事であります。
ルーチンワークのために、覚えることが少ない
ルーチンワークでは、一般的に覚えることが少ないとされています。
ルーチンワークとは、毎日同じ作業の繰り返しのことです。
そして清掃業はルーチンワークが多いですよ。
清掃業は新しいスキルや知識を習得する必要があまりないといえます。
仕事でのストレスは最小限にしたいといあなたにおすすめの仕事が清掃業です。
臨機応変があまりない
私は、居酒屋のバイトや動物の保護施設で働いた経験がありますが、常日頃、臨機応変に対応しなければいけないことがあり、あたふたしていました。
そしてうまくできなかった自分を責めることもたくさんありました。
トラウマがある方もおおいのでは?
ルーチンワークの清掃業では臨機応変に対応するケースは少なく、安心して働けます。
まとめ
いかがでしたでしょうか、清掃業は、入りやすい職種でありながら、長期間勤める人は少ない傾向があると感じます。
仕事内容や職場環境によって適性が異なるため、向いている人と向いていない人が存在しますよ。
清掃業向きでない人には、以下のような特徴があります。
その一方で、清掃業は勤務時間帯の選択肢が広く、健康に良い影響があり、長期間にわたり働ける職業の一つでもあります。
また、ルーチンワークであるために新しいスキルを覚える必要が少なく、臨機応変に対応する必要も少ないため、ストレスを感じにくい職種とも言えます。
結局のところ、清掃業が自分に合うかどうかは個々の適性や好みによるものであり、慎重な検討が必要です。
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