高所作業歴10年のガラス清掃のプロがコンビスクイジーの魅力を解説します。
ガラス清掃が苦手…..そんなあなたにこそ使って欲しい道具がコンビスクイジーです。
スピードには技術が必要?いえいえ、それを解決するために道具があるのです!
シャンパーとスクイジーの持ち替え、めんどくさいと感じたことはありませんか?
人手不足、時間が足りない、いつもギリギリ、そんな悩みをスルッと解決してくれるツールでコンビスクイジーのメリットを徹底解説です!
そして、おすすめのコンビスクイジーも紹介しますよ。
シャンスクは業界用語でシャンパー、スクイジーのことです。
コンビスクイジーのメリット、ポイント3つ
コンビスクイジーの普及率ですが、私はガラス清掃で様々な企業と仕事をしてきました、皆共通してコンビスクイジーを使用していることに気づきました。
作業の危険度が高まるにつれ、シンプルな道具、作業の工数を減らすことが安全と品質につながります。
高所ロープ作業やポール作業では、コンビスクイジーがシャンスクに比べ圧倒的に早くきれいに仕上がります。
ここでは、コンビスクイジーを使用するメリットを徹底解説をしますよ。
シンプルイズベスト、ワン!
コンビスクイジーとは?
コンビスクイジーとはウォッシャー(シャンパー)とスクイジーが1つになったスピードと性能を完璧なバランスで兼ね備えたツールです。それぞれを取り外して別々に使用できる商品もございます。
引用元:株式会社アイケークリエイションズ
コンビスクイジーとは、消しゴムつきのシャープペンシルのようなもので、作業がそれ一本で完結する大変便利な商品です。
コンビスクイジーをひっくり返すだけで次の工程の作業ができる、効率的なツールです。
コンビスクイジーが活躍するシュチュエーションとは?
ポール作業や高所ロープ作業での動きに制約があるシュチュエーションで、圧倒的な作業効率を実現します。
ポール作業ではシャンスクの付け替えの手間がなくなります、特に吹き抜けのガラスなどでロングポールを上げたり下げたりが手間になるシュチュエーションでは重宝します。
シャンスクの付け替えで、ガラスの洗剤が乾いたり……..
高所作業ではシャンスクに落下防止のコードが必要です、シャンスクだとコードが2本必要になり、絡まったりと非常に効率が悪いです。
高所ロープのあるあるネタですが、炎天下ではガラスが熱を持ち、濡らした瞬間洗剤が蒸発することがよくあります、その状況で綺麗に仕上げるには、濡らす→スクイジー、という流れを1秒でも早く行うことが必要です。
コンビスクイジーの作業効率比較
同条件(同じガラス・シャンスク・コンビスクイジ)スタートはグリップを握ったところから ストップはスクイジでガラスを仕上げる(タオルでの面取りは含まない)までの時間差を計ってみました。
コンビスクイジー | シャンスク | 時間差 | ガラス10枚の時間差 | ガラス20枚の時間差 | 現場 | ||
足場あり | 38秒 | 1分06秒 | 28秒(1.7倍) | 280秒 | 560秒 | 自動ドア | |
脚立 | 27秒 | 52秒 | 25秒(1.9倍) | 250秒 | 500秒 | 風除室 | |
ポール作業 | 26秒 | 57秒 | 31秒(2.1倍) | 310秒 | 620秒 | カーテンウォール |
上記の表では、コンビスクイジーとシャンスクでは2倍近い時間差が発生することがわかりました。
例えば、ガラス10枚作業した場合、シャンスクとコンビスクイジーでは仕上がりに5分近い時間の差が生まれます、これを4名でシャンスクで作業していた場合20分近い時間がコンビスクイジーとの時間差になります。
1日の作業量がガラス10枚というのはありえませんよね?
ということは、コンビスクイジーを使用することで、驚くほど多くの時間を削減できることになります。
各社コンビスクイジーをレビュー
コンビスクジーは様々な商品があり、その商品ごとに特徴があります。
商品によって、汚れ落ちや保水力に違いがあります。
用途によって使い分けるとさに効率アップです。
外ガラスはハッスルズで内ガラスはワグを使っているワン!。
ハッスルズ
髙木製作所では、窓ガラス清掃で使用されているスクイジーをコンビネーションスクイジーに形態を変更するためのアタッチメント「ハッスルズ」の製品開発・製造をはじめとし、後付けまたは着脱式をコンセプトとした製品を提案しております。また、利便性だけでなく安全性にも配慮した製品づくりを心がけ、これからも実用的な製品の開発に努めて参ります。
引用元:髙木製作所
メリット
- 今まで使っていたスクイジーにションパーを取り付けられるので扱いやすい
- ジャンパー部に力が加わりやすく重度の汚れ(高所外ガラス)に適している*動画参照
- 自分のお気に入りのハンドルとチャンネルでカスタマイズができる
- 軽量。
デメリット
- リーチポール作業の際シャンスクの取替作業はなくなるが縦引きになり枠が深いとガラス下部の作業がしづらい
王道のコンビスクイジーだワン!
ワグスクイジー
引用元:髙木製作所
Willie Wagtail(鳥名、オーストラリア生息)、Willie Erken氏により手首の疲労軽減などを目的として開発されたピボットツールは、その動きと開発者自身の名前がこの鳥の尾の動きと名前に フィットしていたことからこの革新的な道具の名前の由来となりました。 1993年より今日まで数々の製品を世に送り出してきたWagtail Cleaning Toolは今後も魅力的な製品を送り出してくれることを期待します
メリット
- ハンドルヘッドが自由に首振りになるので幅広い局面でスムーズに作業できる*半身での外ガラス 手の届く狭い隙間
- リーチポール作業時ハンドルヘッドが自由に動くので枠が深くてもスクイジーをガラスから離すことなく1回でかける*動画参照
- 専用アタッチメント取り付けでチャンネル(ゴム部)の角度が変えられるのでガラスとの距離に応じた作業ができる
デメリット
- ハンドルヘッドの動きに慣れるまで扱いづらい
- シャンパー部に力が伝わりにくい(特に両端)中〜軽度の汚れ向き
都会ではワグ使いが多いワン!
ワグテイルハイフライヤー
ワグテイルハイフライヤーは、シャンパー部分がフラットモップタイプです。
シャンパーが平らなタイプです。
丸型のシャンパーや、通常タイプのワグテイルよりも、ガラス面に接触する部分が広いので、汚れ落ちが良い印象をもちました。
シャンパーは本体を前に倒したり、後ろに倒すことで、移動します。
釣竿を投げる感じだ。
擦り作業とかっぱき作業の切り替えは、はっきりと手首のスナップを効かせるのがコツです。
しっかりとしたフラットモップが付いているの、重いと感じました。
シャンパーはマジックテープ式なので、使い込むと剥がれるのが難点です。
本体がプラスチック製でないので、サッシに当たるとうるさいです。
シャンプーの形状状、擦る時サッシにあたります。
普通のワグスクイジーの「洗浄力」や「シャンプーがかっぱきの邪魔」と
感じるユーザーにおすすめ。
ハッスルオンワグ
比較的キレイなガラスを、濡らしながらかっぱく、ワンパス用の道具です。
ハンドルの角度に慣れが必要です。
ハンドルを立て気味に
使用します。
決まる角度がシビアなので、ポール作業は難しそうです。
作業環境がマッチすれば、作業効率を爆上げする道具です。
作業環境を選ぶ道具です。
モアマンエクセレイター
モアマン(MOERMAN)は1885年に設立されたベルギー発の清掃用具メーカーです。
引用元:株式会社ユダ
業務用・家庭用清掃用具を製造、世界75カ国以上で使用されています。
20世紀にフロアスイーパーの分野で誰もが認める世界的リーダーに成長し1990年代にアメリカに支店を開設。
2015年以降はプロのウィンドウクリーニングツールの市場における革新的なプレーヤーとしての地位を確立。
MOERMANは話題のフリック・エクセレイター・コンビネイター・リクイディタ スクイジーをはじめ、ハンドルやチャンネル、スペアゴム(替えゴム)、Tバー、スリーブ、シャンパー(ウォッシャー)、ポール等のガラス清掃・窓拭き道具に欠かせないアイテムを販売しています。
メリット
- ハンドルヘッドが自由に首振りになるので幅広い局面でスムーズに作業できる*半身での外ガラス 手の届く狭い隙間
- リーチポール作業時ハンドルヘッドが自由に動くので枠が深くてもスクイジーをガラスから離すことなく1回でかける*動画参照
- チャンネル(ゴム部)の角度が3段階変えられるのでガラスとの距離に応じた作業ができる
- プラスチックのチャンネルがガラスを傷つけない、45度にカットされたチャンネルが、コーナーの水を残しません。
デメリット
- ワグと同じくシャンパー部に力が伝わりにくい(特に両端)中〜軽度の汚れ向き
- グリップがヨーロッパ人向けで太く長時間作業すると疲れる*あくまで個人的感想
コーナーの水がほとんど残らないスグレモノだワン!
フェザークリーン
フェザークリーンはフラットタイプのシャンパーです。
ここで紹介してきたコンビスクイジーでは、シャンパーがかなりしっかりしています。
その為重さがあります。
広い面積でガラスを擦ることができるので、キツイ汚れ現場に活躍します。
広い当たるシャンプーは土砂や蜘蛛の巣を絡め取るのに適しています。
ワンタッチで取り付けられるのも便利です。
シャンパーのアタッチメントはチャンネルにハマっているだけなので、高所で使用する場合は、フェザーに落下防止措置が必要です。
落下防止対策ができるようになっています。
シャンパーはマジックテープ式なので、使い込むとマジックテープが剥がれるのが難点です。
エトレーバックフリップ
私が愛用するエトレーからもコンビスクイジーが発売されているので紹介します。
ロープ作業で使用してみました。
率直な感想は、重く、使いづらいと感じました。
ポール作業ならOKかと思えば、ガラス面がサッシより深い場合、チャンネルがシャンプーより頭一個分飛び出しているため、チャンネルが邪魔してシャンプーがガラスに当たりません。
かなり用途を選ぶコンビスクイジーかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか、【プロ監修】コンビスクイジーを使わない理由なし、各社コンビスクイジー、徹底解説、をお伝えしました。
作業効率が良くなることはもちろんですが、気に入ったコンビスクイジーでストレスなく仕事ができることは、ガラス清掃が嫌だなと感じるあなたの気持ちが前向きなるのではないかと感じます。
シャンパーカバーにも様々な色がありますので、自分の気分が向上するものを使用することも仕事効率を高めるマインドセットの重要なポイントだと感じますよ。
- コンビスクイジーとは?
- コンビスクイジーのメリット
- 各社コンビスクイジー解説
以上をお伝えしました。
コンビ使ってみたいというあなた、私に教えて下さいワン!
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