300人に教えてきたプロ解説、ポリッシャー練習方法、その1水平練習

ポリッシャーの画像 清掃情報

これからポリッシャー操作の方法をお伝えしたいと思います。

ポリッシャーといえば清掃業で必須のスキルであります。

実際に始めて操作してみると、思ったように操作できない…..

そんなことで悩まれているかたも多いのではないでしょうか?

実際私も、初めてポリッシャーを操作したときは操作の方法を教えてもらえず、右も左もわからない状態で操作をしました。

案の定、ポリッシャーは全くいうことをきかないばかりか、ポリッシャーを怖い道具と認識してしまう痛い経験しました。

このように一筋縄でいかない道具がポリッシャーであります。

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ポリッシャーの仕組みを解説

ポリッシャーの画像

難しいと感じるポリッシャーですが、練習することで誰でもが操作できるようになります。

ポイントは操作の学び方にあると私は考えます。

その前に、私はどんな人物かといいますと、職業訓練校で年間60人にポリッシャーの操作方法を教えてきました。

これだけの人数にポリッシャーを教えた人はないのではないかと自負しています。

そこで感じたことは、ポリッシャーの教え方はいろいろな方法があると思いますが、これからお伝えする方法がベストだと思います。

それと共になぜポリッシャーはいうことをきかないのか、ポリッシャーの仕組みについても解説したいと思います。

ポリッシャーの動く仕組み

ポリッシャーの上げ下げの解説

ポリッシャーはハンドルの上下で右や左に目的の方向に操作して洗浄することができます。

そのハンドル上下というは、円形のパッドのどの部分を床にあてるのか?ということです。

パッドは右回りで回転しています。

パッドの前面が床にあたれば右にいきます。

パッドの後ろ部分が当たれば左にいきます。

つまり、ハンドル操作とは?

パッドのどの部分を床に当てるのか、ということです。

とはいえ、どの程度ハンドルを上げ下げすればよいのか?

これが初心者のわからない部分で、うまくポリッシャー操作をできない理由の一つになります。

まとめるとハンドルを持ち上げるとポリッシャーは右に行きます。

ハンドルを下げると左に移動します。

このことは重要なので頭に入れておきましょう。

ここでは、ハンドルの上げ下げのハンドル操作でポリッシャーの操作を練習しよう!と言っているわけではありません。

それができないから困っているのですよね。

  • 右による時は、ハンドルが高い
  • 左による時は、ハンドルが低い

仕組みを知っただけではできないポリッシャー

先ほどのポリッシャー操作の仕組みは、ポリッシャーの操作をするうえでかかせない情報です。

始めからハンドル操作でポリッシャー操作を教える方がいらっしゃいますが。

ポリッシャーの傾きによる意図せず動きに、即座に対応することができないのが、ポリッシャーの特徴です。

例えば、意図せず右によった瞬間、瞬間的にハンドルを下げる。

これは頭では簡単そうに思いますが、なかなかできることでは、ありません。

即座に対応できないので、ポリッシャーは難しいのです。

ですので、段階を作り練習することがおすすめです。

私は3段階で練習することをおすすめしています。

  1. パッドを水平にあてポリッシャーをコントロールする練習
  2. ハンドル操作でポリッシャーをコントロールする練習
  3. コードを束ねながらポリッシャーをコントロールする練習

このような過程にわけて、ポリッシャーの練習と向き合うのがおすすめです。

目的の行動は少しずつ作りましょう。

まず、初心者が向き合うのは1、のポリッシャーのパッドを水平に床にあてることです。

ポリッシャーのパッドを水平に床に当てるとは?

ポリッシャーの画像

ここからは、①のポリッシャーのパッドを水平に床あてコントロールする方法を解説していきます。

パッドが床に対して水平にあたると、その位置からポリッシャーが静止した状態で作動します。

ということは、ポリッシャーが暴れるということになりません。

このパッドを水平に床に当てた状態であれば、ポリッシャーを起動させた状態で、右や左といったように、目的の場所までコントロールすることができます。

ポリッシャー操作をハンドルの上下操作で覚える方法は、右や左にいく方法はわかったけど一番大事なその場所で”止まる”という方法が欠落しています。

操作方法はわかったけれど、止まらないではどうしようもありませんよね?

ですので、ポリッシャーパッドを床に水平にあて、その場で静止する。

これはポリッシャーをコントロールする上で重要なステップです。

コード操作練習の時にも水平操作は必須のスキルになります。

水平の位置とは?

そもそもポリッシャーパッドの水平位置とは?を解説します。

ポリッシャーのパッドがフラット(傾いていない状態)でパッドが、床にあたるハンドルの位置です。

水平位置とは、ポリッシャーが右にも左にも動かないハンドルの高さの位置です。

この水平位置を学習すれば、ポリッシャーで床を洗浄することが可能になります。

早速ですが、水平位置の練習をするときのポイント4つを紹介したいと思います。

  1. 水平器を使用する
  2. パッドは厚いものを使用する
  3. 洗剤を出しながら操作する
  4. コードはもってもらう

とにかく練習中は水平位置だけにフォーカスすることです、尚且つ目に見えない水平を水平器で確認することで、集中して水平位置にフォーカスすることができます。

1.水平器

水平の位置といわれても「わからない」のが初心者の本音だと思います。

繰り返しになりますが、水平とはポリッシャーパッドが傾いて床に当たっていない状態を言います。

そこで水平器を使用して、ポリッシャーの傾きを把握する方法がおすすめです。

水平器の取り付け位置ですが、職場でポリッシャー操作できる人から、水平器の泡が中間になる位置に取り付けてもらいましょう。

ハンドルの微妙な位置でポリッシャーの動きは変化します。

2.パッドは厚いものを使用する

パッドにクッション性がないと、ポリッシャー操作が難しくなります。

練習する時は、新しい弾力のあるパッドを使用してください。

パッドは白または赤の摩擦抵抗が少ないものがおすすめです。

間違ってもパリッシャーブラシでの練習はやめましょう。

3.水を出す

水を出すことでパッドと床との摩擦抵抗がなくなるため、操作が楽になります。

洗剤レバーを常に握ったまま操作できるように、コックを絞り、水量を調整しましょう。

4.コードをもってもらう

コードを自分で巻きながら作業すると難易度が一気に向上してしまいますので、コードは人からもってもらいましょう。

コードもちのひとは、操作する人の足回りにコードがからまないようにするのがポイントです。

ポリッシャーを実際に操作して水平を学習しよう。

ポリッシャーの画像

ポリッシャーの水平位置が学習できれば、床の洗浄をすることができるようになります。

昨今はバッテリー式ポリッシャーがあるため、職場によっては、コード操作という課題を学習する手間がない場合があります。

水平位置を習得できれば、現場でポリッシャーを操作して活躍できる未来にグンと近づくことができますよ。

あとあとのコード操作の練習にも、水平操作が必須のスキルになります。

水平の位置の練習

最初が肝心です。

ハンドルの位置を水平器の泡をたよりにセットします。

それではポリッシャーを起動してみます。

ポリッシャーが静止しないようであれば、泡の位置を目安に、ハンドルの位置を微調整します。

このことを思い出してください。

  • 右による時は、ハンドルが高い
  • 左による時は、ハンドルが低い

ここでは、水平の位置を意識的にできるまで操作を繰り返し練習します。

30秒間の静止を目休に練習してみてください。

これをクリアできれば、実際に移動しながら床洗浄をしてみましょう。

カニ歩きで操作をする

ポリッシャーの水平位置を理解できれば、実際にカニ歩きで操作をしていきましょう。

ポリッシャーは後退作業になります。

自分の正面にポリッシャーがあることを意識してカニ歩きで一歩一歩と左から右、右から左へとポリッシャーをかけていきます。

水平器の泡が大きく動かないように注意しながら操作しましょう

この時切り返しの時に確実に一歩後ろに下がるのがポイントです。

ここまでできれば、床洗浄はとりあえずできるようになります。

お疲れ様でした。

次回は、効率的に床洗浄ができるように、

課題2のハンドル操作でポリッシャーをコントロールする練習

課題3のコードを束ねながらポリッシャーをコントロールする練習

を継続して練習していきましょう。

まとめ

是非ポリッシャーができないと悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。

ここでは以下について解説してきました。

  • ポリッシャーの洗浄の仕組みとは?
  • パッドを床に水平にあてることの重要性とは?
  • ポリッシャーで水平を維持する練習方法とは?

以上をおつたえしました。

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