ビルを見上げると、遥かかなたに…..ロープ作業員がガラスを拭いている、都会でよく目にする光景かと思います。
きっと皆さん口をそろえて「怖くないの?」「危なくないの?」と思わず呟いてしまうのではないでしょうか?
それだけ目立つ、かっこいい仕事だワン!
「私もロープ作業になりたい!」というあなたに、謎めいたロープ作業の魅力的について、私【高所ガラス清掃歴10年のプロ】が、その魅力とその仕組みを解説しますよ!
高所ロープ作業は、こんな未来を望むあなたに
ロープ作業のガラス清掃員は、高いところが好きで、その好きを生かして仕事をしたい人はもちろんですが、清掃業の中では単価が高く特殊性が強い仕事になります。
このような未来を描いている人に、おすすめできる仕事ですよ。
- 「集団より個人が好き」
- 「競合が少ないスキルを手に入れたい」
- 「高いところが好きで、普段見れない景色を見てみたい」
- 「目立ちたい!」
1つずつ解説していくよ!
個人で作業したい
チームプレーより、個人プレーが得意だと思うあなたにおすすめです。
しかしながら、作業の準備や、その日のノルマがあることを忘れてはいけません。
あくまでもロープにぶら下がっている時の作業が個人作業ということですよ。
作業中はガラスを拭くことに集中
できるよ。
スキルと呼べるものを早く手に入れたい
ロープ作業員は清掃会社で作業方法や資機材が違いますが、安全なものを選んで使用すれば、安全性が高い作業と言えます。
そして、一般的な建物(建物が凸凹セットバックしていない)で必要になるロープ作業の知識は多くはありません、ガラス清掃のテクニックも経験すれば誰でも習得できます。
特殊性の強い作業と思われがちですが、作業内容は難しいことをしていません。
最近の建物は、一筋縄ではいかない構造が多い。
そこがまたやりがいでもある💡
高いところからの景色が好きを生かしたい
私がそうでしたが山登りの趣味がきっかけ、ロープ作業に興味を持ちました。
以前はクライマーが多かったと聞いたことある!
普段見れない景色の中で作業することは、ロープ作業の醍醐味と感じています。
「ビルの上から見た夕日に感動したことを覚えています。」
好きを職業に活かすことができれば、毎日が楽しくなりますよね!
海沿いの建物での作業は
なんとも素晴らしいよ!
目立ちたい
私に注目してほしい欲求が強いあなたに、とてもおすすめです。
清掃業の作業分野のなかで一番目立つ仕事だと言えます。
作業している姿から、地上に降り立ち、移動している最中(ハーネスを着用しているから)間違いなく目立ちます。
ロープ作業がメインではない会社もありますので注意が必要です、入社してみたものの月に数日しかロープ作業がない…..なんてことにならないように確認しましょう。
20代で目立つことは大事だよ!
高所ロープ作業員になりたい!考えるポイント3つ
高所ロープ作業という職業を選ぶ時に、考慮するポイントは3つあります。
- 高いところが苦手
- 20代でついた差は埋まらない
- プレーヤーとしては短命
高所ロープ作業で特殊性が強い作業ですが、作業方法は非常にシンプルで少し経験すれば作業員として働くことは可能です。
しかし、プレーヤーとしては一定の年齢以降はパフォーマンスが下がります、その時に備えて複数のスキルを構築することをおすすめします。
ここでは、「ロープ作業員って、自分にあっている?」そんなあなたに判断のポイント3つお伝えします。
高いところが苦手は初期値が不利
高いところが苦手なあなたは、初期値が不利ですが、スモールステップで取り組めば、慣れることが可能だと考えます。
スモールステップとは、目標を細分化して達成を目指す手法のことです。大きな目標を設定する際に、圧倒されてしまったり難しいと感じたりして、途中で挫折することが考えられます。そこで、目標達成までの過程を短く区切り小さな目標とすることで、最終目標に確実に近づいていくことを可能にする考え方です。
引用元;Schoo
私もハーネスをつけていないで、「自己確保なし」で屋上から下を除くと怖いです。
高所作業員だからといって
高いところが怖くないわけではないよ!
逆に怖いと思わないほうが問題かも。
「自己確保なし」で下を覗き込む行為は本当にキケン。
20代でついた差は埋まらない
20代で経験を沢山積んだプレーヤーは圧倒的に有利です、それ以降で参入したプレーヤーがスキルの部分で上回ることは難しいと考えます。
- 仕上がり
- スピード
- セッティングのスピード
- 作業の柔軟性
- 作業半径
以上のことで少しでも優位になりたければ、早く始めることと、経験をたくさん積むことです。
ロープ作業は、20代から始めれば圧倒的に有利に立てる分野です。
私がすごい理由は、20代から始めたから
ただそれだけ….
プレーヤーとしては短命
高齢でもプレーヤーとして作業している人もいますが、パフォーマンスが落ちることは間違いありません。
大きい企業ではマネイジメント業務、業務管理の仕事につく場合もあるかもしれません。
キャリアチェンジの時期が、確実にくることを念頭に置いておく必要があります。
監督者として居残るという可能性は全ての作業員にあるわけではありませんので、自分のスキルを複数用意して将来に備える必要があると感じています。
「都会でのプレーヤーに副業者が多いことも頷けますね。」ロープ作業は基本的に長く継続して働ける仕事ではないと考えましょう。
しかし、清掃業としは、単価が高めで競合が少ないので、キャリアアップを短期で目指す20代にはおすすめです、その場合は会社選びが大事ですよ。
複数のスキルを構築して悪いリターンはない。
自分の時間は自分のために使う、これ大事!
地域によっては冬季は仕事がない
私が勤めている新潟県長岡市では冬季はロープ作業はできません。
12月から3月頃のメインの仕事は床定期になります。
ロープ作業がメインの会社を選択する際は、冬季間の仕事を確認することが重要です。
秋のガラス清掃は哀愁が漂う🍂
雪解けの、春が待ち遠しいですよ🌸
その会社の流儀では危険がともなう、ロープアクセスが安全理由とは?
私の会社ではロープアクセスという手段でガラス清掃を行なっています。
「そもそもロープ作業って安全なの?」というのが一番気になるところだと思います。
私は、作業方法と使用する道具を選ぶことで安全性は高まると考えています。
これからロープ作業員になりたいと考えている、あなたに参考になればと思い、ロープアクセスの安全性を少しお伝えしようと思います。
作業方法は各社違いますので、会社を選ぶ時の判断基準にしていただけると幸いです。
お金は安全のために使え!
良い道具は安全の投資だ。
ロープアクセスとブランコ作業の違いとは?
私は通称ブランコ作業という方法からキャリアが始まりました。
下降機がブランコ板についていることが特徴です。
ロープにブランコ版を取り付け、ブランコ版に乗り込み作業がスタートします。
ブランコ板から落ちれば宙吊りになる、バランスを崩したら大惨事という方法です。
私は現在ロープアクセスという方法を採用しています。
ロープアクセスはハーネスについている下降機をロープに接続して、自分とロープが一体となり作業をする方法です。
ロープアクセスでのメリットは、これ以上落ちようがない、墜落した姿勢で作業がスタートすることです。
着用しているハーネスに下降機が
ついているよ!
ロープアクセスでロープに乗り込むまでの動画です↓
みているだけでドキドキするワン!
ヒューマンエラーを防ぐ道具とは?
ヒューマンエラーとは、人間が思い違いや確認不足で起こすミスです。
ロープ作業に使用する資機材は様々種類があり、ヒューマンエラー対策を施されたものがあります。
私がロープ作業で使用する道具はヒューマンエラー対策がされたものを使用しています。
例えば下降機(ハーネスとロープを接続し、レバー操作で下降する道具)はアイディSを使用しています。
屋上からロープに乗り込む時、何度かアイディSを間違えてセットしたことがありました。
下降機でアイデイSを選択していなければ、墜落していたかもしれません。
安全はお金で買うではないですが、道具を選択することはとても大事なことです。
安全性は道具で変わるよ。
安全性は変数だからね!
安全性を高める手段を選ぶことが大事だ!
道具選びも手段なのね💡
まとめ
いかがでしたでしょうか、【経歴10年】ガラス清掃のプロが語る高所ロープ作業の魅力とすすめ。をお伝えしました。
最後にお伝えしたいことは、安全性は会社選びにかかっていることです。
高所ロープ作業で、ぶら下がった状態でのアクシデント、恐怖で頭の回転が圧倒的に落ちます、これは私の経験で断言できます。
ですので、ヒューマンエラーを回避するシステムを採用している会社を選ぶことが重要ですよ。
会社選びに失敗しなければ、安全に作業できます。
この記事が、ロープ作業員になりたいあなたの参考になればと思います。
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