ガラス清掃のプロが語る!ハーネス下降での圧迫感とワークシートの有用性

ワークシートをつけた作業員 清掃情報

ガラス清掃のロープ作業でハーネス下降がベストだと考えていました。

ブランコ板からハーネス下降に切り替えてから、その身軽さと安全性にメリットを感じていた一方、太ももから腰にかけての締め付けを常に我慢していました。

マルチーズ1号
マルチーズ1号

ワークシートで解消されるのは知っていたが。

フランクリンのワークシートを所有していたのですが、「動きが制限される」「持ち物が増える」ことが嫌で1時間以上ロープ作業する時以外は使用しませんでした。

ですが、足の付け根(鼠径部)の苦しさに我慢の限界がきました。

そこで初めてワークシートに真剣に向き合うことに決めました。

ロープ作業でワークシートの効率はどう?

ワークシートをつけている作業員

ブランコ板からハーネス下降に変更してから、「ブランコ板がない」ことで、さまざまなメリットを感じていました。

特に「作業半径が増えた」「ブランコ板がない身軽さ」はおおきな喜びでありました。

ワークシートを時々使用すると、足の付け根(鼠径部)の締め付けによる苦しさはなく快適ですが、「動きづらく」「ロープを振れない」「着地してからの持ち物が増えた」と感じていました。

マルチーズ1号
マルチーズ1号

なんとなく敬遠して使用しない。

ワークシートは不効率ではないかと考えて敬遠していましたが、実際違いました。

ワークシートとは?

ワークシートの紹介

ハーネス下降を長時間するとき身体に受ける負担を軽減するためのシートです。

ワークシートには下降器に取り付ける方法と、ハーネスに取り付ける方法があります。

私はもっぱら、「ハーネス直付」でフランクリンのワークシートを使用しています。

ワークシートは不効率か?

ワークシート着用でロープを振って作業

ハーネス下降のメリットの1つに、拭き幅がふえることがあります。

早速結論ですが、ハーネス下降にワークシートを使用して作業効率が落ちると感じることはありませんでした。

上記の画像はハーネス下降でギリギリ届く幅を清掃している画像です。

ワークシートを使用しても問題なく清掃できました。

ワークシートをハーネス直付での作業は、ロープの振り幅に制限がかかると思い込んでいましたが、思い込みだった」と感じます。

今回は、洗剤はバケットに入れていたので、もしかすると、ワークシートにバケツをぶら下げると行動に制限がかかるかもしれません。

例えば、上記の画像の場合ブランコ板では2枚が限界ですが、ハーネス下降により4枚拭くことが可能になります。

ブランコ板での作業はロープを降る行為は、お尻がブランコ板から落ちる可能性があり、ライフラインで宙吊りになる可能性があります。

マルチーズ1号
マルチーズ1号

しかしブランコ板は

圧迫されず快適です。

つねに宙吊り「これ以上悪い状況にはならない」というのがハーネス下降の魅了ですよね。

その安全性を確保した上で、快適に作業をする道具がワークシートになります。

とはいえ、ハーネス下降は鼠径部の圧迫を我慢しながらの作業です。

健康上問題はないのでしょうか?

ハーネス下降での圧迫感は、健康上問題ないのか?

ハーネス下降とサークシート下降

人生100年時代と言われる昨今。

私も長く働くためにはどうしたら良いか?を考えるようになりました。

ロープ作業員として長く勤めるには?どうしたらよいかを考えます。

マルチーズ1号
マルチーズ1号

ストレスになる原因を一つずつ解決する。

我慢している仕事に再現性はないと考えて、作業中一番しんどいと感じていたハーネスによる鼠径部の圧迫にフォーカスしました。

これからも、長く向き合うロープの仕事、快適に安全に作業することにフォーカスすることが、人生100年時代と向き合うことだと私は考えます。

健康上、圧迫感による害を解説します。

ハーネス下降の圧迫感

ハーネス下降は宙吊りでの作業です、ロープ作業時にサッシなのどの凹凸に足を置いたりして作業する場合は、ちょくちょく足の付け根(鼠径部)への圧迫は軽減されますが、そうではない壁面では本当に宙吊りです。

宙吊り作業での鼠径部などの「圧迫」「違和感」当たり前になっていませんか?

身体的に苦しいと思う作業方法は、健康リスクがあります。

サスペンショントラウマ

長時間宙吊りで作業して鼠径部圧迫することで起こる症状でサスペンショントラウマを、ごぞんじでしょうか?

ハーネスが長時間鼠径部に食い込むことで以下の症状が起こります。

  • 血管、神経圧迫
  • 血液循環の以上
  • 意識障害
  • 視覚障害
  • 血栓の発生

これとは別にクラッシュシンドロームという症状があります。

建物の崩壊や事故などで重量物が体を長時間に渡り「圧迫」された場合起こる可能性があります。

救助されて圧迫から解放されたときに「急性腎不全」「抗カリウム血症」により死亡する症状が、クラッシュシンドロームです。

長時間の圧迫は、「考えものである」ということが見えてきませんか?

まとめ

いかがでしたでしょうか、ハーネス下降での圧迫感を我慢している方も多いのではないでしょうか?

ワークシートを装着することで、作業効率を維持したまま、その圧迫感を解消することができますよ。

ロープ作業員を長く務めるために、ストレスになっている要因を取り除くことは、長く務めるための秘訣だと私は考えます。

もし、圧迫感を我慢しているなら、ワークシートを試してみてくださいね。

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