確かに以前はトイレ清掃は女性スタッフがするもの、日常清掃は女性スタッフがする仕事という認識がありました。
定期清掃の時は、掃き掃除専門とかね。
無意識的に女性の仕事が決まっていないですか?
たくさんの清掃業者があるなかで、他社との差別化として、女性スタッフが清掃しますというの売りにするのはOKとは思います。
ブランディングならOK。
例えば、顧客により女性スタッフに仕事を発注したいという企業さんもあるのではないかと思います、そのような顧客をターゲットにした方針で、戦略的に女性スッタフが特定の仕事をするという、会社としての企業方針であれば、私は文句はありませんが。
社会的背景を考えると、「女性だからこの仕事をすべき」という「べき論」は100害あって1利なしと私は考えます。
仕事の方針に気をつけろ、無意識が現実化する
女性のスタッフが欲しいと嘆きながら、実際の経営方針は全く別のことをしている場合があります。
女性スタッフが欲しいなら、それくら女性が活躍できる現場を作っておくことが大切になります。
女性スタッフが欲しいと言っていても、女性が常に脇役では、女性スタッフが入社してくる可能性はありません。
つまりやっていることは、現実化します、無意識の領域は現実となります。
だからこそ、日頃の人員配置には気をつけろということです。
日本の女性は自己主張が下手ですよね。それはずっと『可愛らしく、一歩下がって控えめに』と育てられてきたから。でもこんなの、“誰かの人生の脇役になれ”と言われているのと同じですよ。
上野千鶴子
無意識の領域のパワー
マザーテレサのこの言葉をご存知でしょうか?
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
マザーテレサ
マザーテレサは心について熟知していました。
無意識の領域が現実化する心の仕組みに気づき、このような言葉を残しました。
女性にもっと活躍してほしい、女性の従業員が欲しいというのであれば、女性がもっと前面にでて男子と対等に仕事する環境を意識的に作らないと、女性が活躍する環境は永遠に訪れません。
女性の求人がないと嘆くには運営方針に原因があるのではないでしょうか?
繰り返しますが、日頃の行いが現実になる。
無意識の領域の判断が結果になります。
会社の方針で女性だからといって特別な配置をしていると、無意識的に女性特有の仕事を作っていることにになります。
女性だからこれをする「べき」ってやつね。
しょうがないとか言っているのは
諦めているのと一緒。
本当に女性が活躍していますか?
もっと女性スタッフが欲しい!
しかし現実は、女性はいっこうに入社しない。
この原因にはすくなからず、自分達の方針が関与しているという意識をもったほうがよいです。
潜在意識、無意識の領域というのは、現在の結果に多大な影響力をもちます。
パフォーマンスの違いは当たり前の時代です。
女性だから力が男性よりもないのはもちろんのことです。
このパフォーマンスの差を解決するためにテクノロジーや仕組みがあるのです。
バッテリー式の道具は
誰でもが仕事を達成できる。
パフォーマンスの差は年齢や性別などで感じ方が違いますよね。
これからの時代は多様な年齢、性別、キャリア、が混ざり合い仕事をこなす時代です。
パフォーマンスの差は当たり前です。
だからどうする?誰でもが仕事をこなせる仕組み作りが能力として評価される時代になるのではないでしょうか。
最後に、私の嫌いな「べき論」を使わせていただくと。
あなたの知識、技術やキャリアは、誰でもが仕事を達成できる仕組み作りに活用する「べき」、と私は考えました。
【年齢差別してない?】人生100年時代、職場で年齢差との向き合い方
まとめ
いかがでしたでしょうか、この仕事はこの性別の人がするべき、というべきを持っているあなたに是非今一度考えるきっかけになればと思います。
下記は宮崎労働局、雇用均等室の通達分です。
Q1 清掃員で、女性トイレの清掃を含む場合、女性のみを採用することは問題ありますか?
A1 女性トイレは個室になっており、女性の裸を見ること等風紀上の問題は生じないと考えられるので、女性のみを採用方針により、女性のみを採用することは法違反になります。
引用元;宮崎労働局
法的にも男女は均等な立場となっているよ。
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